ザリガニ・ウーパールーパーの世界

現在流通されながら絶滅が危惧されている「甲殻類・有尾類」の繁殖ブログ

アルビノの種類と特徴:ホワイトアルビノの魅力と視力の特異性




アルビノの種類は2種類

ホワイトアルビノ

 

ホワイトアルビノは「リューシースティック」に続いて有名な品種で、黒目はリューシースティック・赤目はアルビノと区別している人も多いと思いますが、このホワイトアルビノの特徴は真っ白な体色に赤い鰓、赤や白・ピンクの目を持っています。

ホワイトアルビノの幼体は、お腹の周りがほとんど透けて見えます。成長するにつれて腹部の透明度は低下し、体の残りの部分は純白のままで鰓は暗赤色に変化します。

このタイプのウーパールーパーは目の色素が欠如しているため、視力が他と比べて低下する傾向があり、光に対して非常に敏感です。 

 

 

ゴールデンアルビノ

 

ゴールデンアルビノは一般的には「ゴールデン」と呼ばれて、ウーパールーパーの中では一番美しいと言われて高値で流通されています。この品種はアルビノと同様に光に敏感で、視力が弱い個体が多いので共食い率が高く多頭飼育が難しいのも特徴といえます。体色は白からピンク・黄色・オレンジ・ゴールドまでさまざまです。この品種は虹色素胞の影響で、体に光を反射する斑点があり、白・黄色・ピンク等の目と体色と同じ色の鰓を持っています。

 

 

アルビノ種は交雑種

詳しくは「下記の記事」で記載しましたが、アルビノ種はタイガーサラマンダーとの交雑で生まれた品種です。

 

ウーパールーパーのアルビノ種はこの種の交雑種で、1962年にアルビノのタイガーサラマンダーがミネソタ州のフット湖で捕獲され、その後インディアナ大学のルーファスハンフリーに譲渡されアホロートルと「体外受精」させた。しかし死亡率が高い為に体細胞核と顕微移植で「アルビノ遺伝子を持つ胚」を作成し、その個体と様々なアホロートル系統と交雑して拡散させたのが「現在の世界で流通されている」ウーパールーパーです。

 

 

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まとめ

  • アルビノのタイプは「ゴールデン」「ホワイト」の2種存在する
  • 視力は光に敏感で視力低下する個体も多い
  • アルビノの品種はタイガーサラマンダーの交雑種

 

左がアンダーソンの交雑種・右が野生型

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