ウーパールーパーの品種系統
ウーパールーパーのモーフを カテゴリに分類すると下記の3つに分けられます。
- 一般的な色の基本的なモーフ
- 珍しい色の特別なモーフ
- 非常に珍しい(入手不可能な)色のレアモーフ
※モーフ「morph]とは、生態学では同一種の個体群において形態の特徴が異なる変異体が存在する現象
基本的なモーフ
基本的なモーフには、非常に一般的で人気のある色のオプションがあります。野生個体を除けば、4 つの主要な「変異体モルフ」がこの様に分類されます。
一般的な突然変異モーフは次のとおりです。
- リューシスティック – 淡い白またはピンクがかった個体
- アルビノ - ホワイト又はゴールデン
- アキサンシック (野生型)– グレー系またはシルバー系
- メラノイド – 単色黒またはダークグレー
アキサンシック(野生型)ウーパールーパー
色は濃い灰緑色で、黒色の斑点があります。この血統は一般的に「野生型」といわれていて、この体色が一番「原種」に近いので「ワイルドタイプ」とも呼ばれています。現在は飼育下で多く飼育されていますが、腹部が明るい金色で美しい斑点のある外観を持つ個体もいます。
最初の「野生型」は 1863 年にヨーロッパに持ち込まれて、ペットの取引では最古のものとなりました。このタイプのウーパールーパーは、泥だらけの湖底に溶け込む能力のおかげで、長い間野生で大繁栄しました。しかし現在は絶滅危惧種として保護対象になっています。
リューシースティック(Leucistic)
野生型よりも人気がある品種で、「白変種」という突然変異個体です。
このリューシスティックという品種は、1863年にメキシコのソチミルコ湖でフランス軍遠征隊によって採取された最初の33匹の野生型ウーパールーパーの中から発見された1匹の「雄」の子孫でその後、長い大西洋横断の航海を生き延びて「パリの国立自然史博物館」で繁殖、その後品種を固定化させた品種です。(遺伝子特定済)
可愛い独特な外観で、半透明の白またはピンクがかった体色に、ピンクまたは赤のえらを持ち、濃い茶色または黒の目をしています。また目のまわりに「金環」があるタイプと無いタイプが2種が存在します。
※ウーパールーパーの「金環」は虹色素胞による発色です。
リューシスティックの形態は野生では非常に珍しくこれは、彼らが生息する湖の底の暗い色に対して目立つため、捕食者に見つけられやすいためです。しかし、これらは飼育下で最も一般的にブリードされるウーパールーパーの品種です。
ダーティーリューシー(freckled lucy)
リューシスティックの中でも顔にそばかすが入った品種。通常「白変種」は黒色色素胞と黄色色素胞が少なく、成長するとその細胞が死滅また、遅れて出現する「虹色色素胞」は発達しません。でもまれに成体になると「黒色色素胞」が出現する個体がいます。これがこの品種の特徴。
時間の経過とともにシミが増えたり減ったりする場合があります。外敵がいない、または少ないきれいな水の中に保管すると、斑点は消え始めるともいわれています。そばかすや点は、脅威から身を守るためのカモフラージュを維持するのに役立ちます。
Blue gill lucy
この品種は通常の「リューシスティック」に似ていますが、鰓のみ色素が存在するのが特徴です。
この続きは次回へ記載します!
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ウーパールーパーの耐塩能力…🧂
— ラマシーザリガニ (❛ᴗ❛ و(و˚˙ (@catemacoensis) 2024年1月4日
ウーパールーパーはメキシコの海でも昔、目撃された情報が多数ある…
当時は釣り餌に使用されていて人為的に持ち込まれたと考えられている…🎣🤔💦
絶滅対策として現在では海水下での繁殖を研究されているそうです…٩(๑•̀o•́๑)و #Axolotl pic.twitter.com/vieL13dxvS