ザリガニ・ウーパールーパーの世界

現在流通されながら絶滅が危惧されている「甲殻類・有尾類」の繁殖ブログ

ザリガニの色揚げとは?体内での色素存在方法とアスタキサンチンの結合<2024年改訂>

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ザリガニの色揚げとは?

 

ザリガニの餌などに「色揚げ」と記載している商品が多々あります。また、海老などが含まれる餌をあげると「赤くなる」という話や「鮮やかになる」という話をききます。

その成分が「アスタキサンチン」です。

 

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アレニー(原種カラー)

 

体内での色素存在方法

いろいろな生物には「色素」が存在して「発色」しています。しかし、体の中に餌の色が入っただけではありません。下記のように3種の体内存在型があります。

  • 遊離型
  • ジエステル型
  • モノエステル型

 

ザリガニは一番上「遊離型」のアスタキサンチンでカロチノプロテインとして殻内に存在しています。※脂肪酸エステル型

ザリガニのアスタキサンチンはたんぱく質と結合されて存在しています。その結合されたものが「カロテノプロテイン」と言います。

 

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アレニー(ブルー改良型)

アスタキサンチンは結合すると?

 

ザリガニの体内ではアスタキサンチンがたんぱく質と結合すると「黒~青灰色」

として存在します。生の甲殻類をゆでると赤色になるのは、たんぱく質と結合するアスタキサンチンが遊離するからです。また、遊離したアスタキサンチンが酸化するとアスタシンになります。

 

ja.wikipedia.org

 

 

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まとめ

  • ザリガニの主色素は「アスタキサンチン」
  • アスタキサンチンはタンパク質と結合している。
  • タンパク質と結合すると「青・黒灰色」になる。

 

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