Procambarus catemacoensisの稚ザリが今年もたくさん産まれました。
この Procambarus catemacoensis は絶滅危惧種にも指定されているザリガニで、国内でもあまり繁殖例が少ない品種です。このザリガニはラマシーと同様に鋏に毛が生える特徴のあるメキシコ原産のザリガニです。
当方は長年ラマシーザリガニを繁殖してきましたが、数年前からこの Procambarus catemacoensis 通称(カテマコ)の繁殖に力を入れてきました。
そこで今回はこの カテマコザリガニのお話です。
絶滅危惧種のカテマコ
絶滅危惧種の甲殻類は数多く存在し、ザリガニも例外ではありません。
アメリカザリガニ(クラーキー)やフロリダブルー(アレニー)ミステリークレイフイッシュ(マーブルクレイ)等は例外ですが、ほとんどのザリガニは飼育下での繁殖は難易度が高いです。日本の水質や気候に不適合なのかわかりませんが、流通量をみてもとても少ないのが現状ですね。
当方が今繁殖に力を入れている Procambarus catemacoensis は、2010年REDLISTではCRに指定・記載されています。
カテマコ以外のザリガニも数多く
環境破壊や乱獲等で
個体数が激減しつつあります。
そこで…
ラマシーザリガニに類似した、カテマコエンシス(Procambarus catemacoensis )
の繁殖をはじめました。
ザリガニはCB個体が命!
国内で流通されているザリガニのほとんどが「未判定外来生物」で 現在流通されている個体は
- 外来生物法規制前の流通個体
※規制以前は植物防疫で規制対象
規制前の流通調査は精度が低すぎて、国内の流通品種を把握できなかったんだよ!
ネットが未発達の時代だからしょうがないなぁ…
- 密輸
のどちらしかありません。
例外はアメリカザリガニだけだよ!
国内に広がりすぎたのと学校教育に活用されているから例外なんだよね。
現在流通しているザリガニや他の生き物の「密輸」や「乱獲」を完全撲滅するなら、CB個体を皆で増やす必要があります。
密輸や輸入の危険性
「密輸」は規制されているから「悪」そんな幼稚な認識だけではいけません(苦笑)
……
海外からの個体(ザリガニ)がキャリア(保菌者)の可能性が危険視されているからでもあります。
有名なのがザリガニペストだね…
近年ではホワイトスポットシンドロームウイルス(白斑病)の事例もあるよ。
日本には「二ホンザリガニ」が在来種として知られていますが、菌や病気の耐性もなくその影響も心配されています。
現在輸入されているタイゴーストもヤバい?
そもそも輸入や密輸の問題よりも、飼育された個体を野外に放す事が駄目!飼育者や販売者のモラルが一番の問題なんだよ…
アカミミガメと同様に、安易に個体をばらまいたり、価格帯が低いと粗末に扱ってしまう人が増えるのは事実…
規制がかかって飼育できなくなる時代が…
体色議論ばかりじゃなく、ちゃんと繁殖情報を発信しようね!
カテマコエンシス(Procambarus catemacoensis )の話から少しずれちゃいましたが…
カテマコの飼育情報も随時記載します!今回は途中ですがここまで(笑)
カテマコ2020/7画像集
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長老の #カテマコ 脱皮完了…🦞✨
— ❧ラマシー ㄜ˝レ)ᓓ̸ᐠ˝に❧ (@catemacoensis) 2020年7月24日
繁殖シーズンが全て終了して、内的成長期に…
稚ザリは現在 #クレイリング モードで増殖中…👍
温和な性格なのでケンカは少なめですね…🤏 pic.twitter.com/VbOrCUB30m