最近ブログに「オークションで販売されているザリガニ」の質問がありました。
個人販売のクリアや青いザリガニは遺伝するのか?
結論を先に言いますと…
交雑されて、累代が少ない販売個体は…
「固定率は非常に低い」
累代繁殖には不向きで、「観賞目的」におすすめです。
そこで今回は…
「クリアーなどのカラーザリガニは遺伝するのか?」
のお話です。
固定率とは?
固定率というと難しく感じますが…
簡単に言うと
「親の特徴がその子供に遺伝する確率」です。
累代表記
累代表記の一般的方法は…
- WD (野外採集された天然個体)
- F1 (異なる血統を掛け合わした個体)
※WF1 (野外で採集した個体同士掛け合わした個体)
- F2 (同血統の次世代〈2代目〉個体
- F3~ (累代を重ねた数だけ数字が増えます)
※F5×F6では、F6を優先してF7と表記されます
Fとは、Filial generationの略だよ
このブログで CB とかいてあるのは?
Captive Breedの略で、同産地別血統の意味だよ
だからみんなで同産地の個体を増やして、様々な血統ラインをつくるんだね!
繁殖や余品販売したい人は…
ザリガニ飼育をして、いずれは「繁殖」のちに「余品販売」をしたくなる人も多いと思います。
そんな方は…
固定率が高いザリガニがおすすめです。
累代がF2やらF3・4などは、まったく固定化されていないのと同じ(苦笑)
交雑された「カラーザリガニ」は固定率が低いので「トラブル回避の為」購入は控えたほうが安心ですね。
「ザリガニは何故累代固定させずに、すぐ交雑ばかりさせるか?」を考えればわかるね(苦笑)
遺伝的体色の変化ではなく、ほとんどの場合「餌による変化」だからだよね…
だから安い餌のゴリ押し情報が多いんだな…
親個体の写真は参考にならない?
メダカなどの品種改良の個体販売などでは常識ですが…
直近の累代個体より、少し累代が離れた個体の画像を参考にしなければ駄目です。
累代の浅い繁殖者の「カラーザリガニ」は、親や直近の累代写真しかありません。
だから…その部分は注視が必要です。
親個体の画像を強調しているザリガニは注意かもなぁ…
突然変異は遺伝しない?
「突然変異」を「付加価値」にして累代の浅い「交雑されたザリガニ」
が最近もネット販売されています。
前に記事を記載しましたが…
突然変異の定義は明確にされていて…
突然変異の基準は「1%以下」の頻度で出現する個体・個体群を表します
さらに…
突然変異にも「優性・劣性」又は「顕性・潜性」が存在します。
だから…
累代目的に購入しても
「遺伝する確率は0%に近い」
でも…
1代限りの観賞用として、飼育すればいいと思います。
価格が安い交雑種はやっぱり理由があるんだね!
寿命も1年ぐらいだからもったいないww
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繁殖後に元気がない #バスキューザ。
— ٩(¨ )ว ラマシー (@catemacoensis) 2020年7月22日
つい先日繁殖した個体……🤔
何と無くチェックしたら…✨
いわゆる連続抱卵…ってやつ…💦#ザリガニ pic.twitter.com/fJDvFWkvAm