ザリガニ・ウーパールーパーの世界

現在、世界で流通規制されながら絶滅危惧されている「ウーパールーパー」の長期飼育と国内で外来種規制された「ザリガニ」の累代飼育を続けているブリーダーのブログ

ウーパールーパーの卵の育て方

ウーパールーパーの繁殖シーズンは、冬から春にかけての水温の変化を経験した個体のみ繁殖行動に入ります。大まかに言うと11月~4月頃ですが、5月に入ってからの産卵も少なくありません。気温が上昇してからの稚魚飼育は、ちょっと苦戦すると思います。今期、リューシースティックのペアが5月になってから繁殖行動に入ったので、繁殖についてご紹介します。

 

 

ウーパールーパーの繁殖条件

  • 1年以上飼育した成体(見極め方は指先の高質化)である事
  • 冬の時期の低温飼育を1か月以上経験した個体である事

 

基本的に、上記2つの条件をクリアすれば繁殖行動に入ります。ウーパールーパーの繁殖行動はわかりやすくて、ペアの場合は2匹互いにちょっかいを出しながら頻繁に寄り添っています。そしてオス個体は「精包」を底砂の上に落としていきます。

ウーパールーパーの精包

 

 

ウーパールーパーの産卵

オスの精包をメスが体内に取り込んだら受精します。そうしたら産卵がはじまります。

一度の産卵では数百の卵を産みますので、水槽の中は「卵のスライム」でどろどろ状態になります。産卵された卵はなかなか水槽から取り出し辛いので、産卵が始まったら注意が必要です。産卵床としては「100均の造花」や「ビニールテープのボンボン」「麻ひも」等を使うと取り出しやすくなります。産卵しやすくするために「重し」を付けてあげると産卵効率があがります。

産卵した卵は飼育者ならすべて孵化させたくなりますが、数百の卵を孵化させると水質の管理や餌の準備が大変で、全滅するリスクが高くなります。

ウーパールーパーの産卵風景

麻ひもに産卵されたウーパールーパーの卵

ビニールひもに産卵されたウーパールーパーの卵


ウーパールーパーの卵の飼育方法

ウーパールーパーが産卵したら親と卵を別々に隔離します。上記の産卵床を入れた場合は、卵だけを取り出しやすくなるのでおすすめです。

隔離をしたら必ずエアレーション又は投げ込みフィルターを投入してください。ウーパールーパーの卵は、生体と同様に「ガス交換」をしていますので「水温・水質管理」は大切です。ウーパールーパーの個体と同じように換水も必要ですが、いつもと同じような管理をしていれば簡単に孵化します。水温の高い時期の場合は生体と同様にクーリングファンを使用してください。水温が高いと孵化日数は短縮できますが、カビや★の卵による水質悪化のリスクが高くなりますので注意が必要です。

水温20℃~25℃で管理すると、9日から12日程度で孵化します。海外では水槽内にメチレンブルー等の消毒薬を入れるブリーダーもいますが、飼育する個体数が多くない場合は必要ないと思います。弱い個体は淘汰されますので、逆に生き残った個体は飼育しやすいと思います。

隔離したウーパールーパーの卵水槽

ウーパールーパーの卵(3日経過)

ウーパールーパーの卵(5日経過)

ウーパールーパーの卵(9日経過)

 

 

 

ウーパールーパーの稚魚の育て方

 

ウーパールーパーの卵の中の稚魚が動き出したら「孵化のカウントダウン」開始で1~2日程度で「稚ウパ」が誕生します。

 

今回の記事は「リアルタイム」で記載しています。まだ孵化していない卵がほとんどなので、この続きは次回になります(笑)

孵化した稚ウパ

ウーパールーパーの稚魚2026

ザリガニやウーパールーパーの最新情報

 




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