ザリガニ・ウーパールーパーの世界

現在流通されながら絶滅が危惧されている「甲殻類・有尾類」の繁殖ブログ

成長サイクルを知るウーパールーパーの飼育法

 

ウーパールーパーを長期に飼育していると、病気とは別に急に餌を食べなくなったり、活発に泳ぎ続けていたり「行動サイクル」の変化に戸惑うキーパーも多いと思います。

そこで、今回はあまり知られていない鰭による行動サイクルの見極め方」の話です。

 

ウーパールーパーの鰭(ひれ)形状の違い

 

ウーパールーパーを多頭飼育していると「ヒレ」の形状が不思議と個体によって、下記のように違いがある事に気づいたキーパーも多いと思います。

 

 

  • 鰭の形状がストレートな状態(ウルトラマン状態)
  • 鰭の形状がひらひらの状態(フリル状態)

 

 

鰭の状態が判断基準

 

上記に記載した「2つのパターン」を基本的な行動サイクル、フォームの判断基準として 当方はたくさんの個体を飼育・ブリードしています。

 

成長モードの鰭(ひれ)形状

 

鰭(ひれ)が下の2つの画像ように「波を打っている状態」の場合は「成長モード」と考えています。このような個体はとても成長率が高く、エサ喰いもとても良く餌の頻度も上げないといけません。この成長モードの時に「摂餌量」が少ないと成長が悪く、鰓柄も短くなる傾向にあります。鰓柄の大半が脂肪構造なので、成長時期に鰓柄の養分を消費してしまい結果、短くなると思われます。

 

 

尾ひれが波うつ状態

尾ひれが波うつ状態②

停滞モードの鰭(ひれ)形状

 

逆に尾ひれが「ストレートな状態」の場合「停滞モード」と呼んでいます。

下画像の様な個体は「成長が停滞期」または「調子が悪い個体」に多くみられます。

 

 

「停滞モード」の個体は餌喰いが悪かったり、動きもあまり活発ではない個体が多いです。この時期には摂餌頻度を下げて、静かな環境でじっくり育ててあげる事が大切で、繁殖時期や病気の状態も尾ひれを確認すると「停滞モード」の場合がほとんどです。

「停滞モード」の時に餌を多く与えると、水質悪化や消化不良を起こすデメリットが高いので注意が必要です。

 


今回の2つの行動サイクルの変化に気を付けて飼育すれば、ウーパールーパーの平均と言われる25cmの大きさは簡単に超えれると思います。そして夢のギネス記録の「18㌅」を超えられると信じています(笑)

 

※18㌅→45cm

 

当方のおすすめの餌

 

 

 

 

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