ザリガニ・ウーパールーパーの世界

現在流通されながら絶滅が危惧されている「甲殻類・有尾類」の繁殖ブログ

エラ運動の重要性と影響

ウーパールーパーの特徴である顔のまわりにある「ふさふさ」…

その「ふさふさ」の正体は「外鰓」と呼ばれるエラです。ウーパールーパーは、外鰓を使ってエラ呼吸をするだけではなく、肺呼吸もできます。

ウーパールーパーの鰓

 

ウーパールーパーの鰓は、左右三対ついており、水中で生活する際に呼吸を助ける役割を果たします。またウーパールーパーは「ネオテニー」という現象で、幼体の特徴であるエラを成体になっても保持したまま成長します。

 

 

エラは健康のバロメーター

 

ウーパールーパーのエラは通常、健康な状態では血流の影響で「ピンク」や「赤色」をしていますが、病気や水質の悪化・ストレスなどが原因で、エラが小さくなったり、色が白っぽく変化する時はあります。また睡眠時や活性が低い場合も白くなります。

 

 

鰓の繊毛運動

ウーパールーパーの「外鰓」には沢山の「繊毛」と呼ばれる部分があります。その繊毛部はより効率よく鰓から「アンモニア等の有害な排泄物」をガス交換・放出する為の大切な部分で、繊毛運動によって体外に放出されます。繊毛運動とは、繊毛が規則正しく波打ち、移動や摂食、老廃物の排出などに役立つ運動です。

 

止水飼育が駄目な理由

 

最近、SNS等で「タッパー」やフィルターの無い「簡易容器」で飼育している人の情報を目にすることが多いですが「繊毛運動」をして呼吸・代謝しているウーパールーパーにはデメリットしかない事は誰でも理解できると思います。

止水域では、水流が無いので鰓を「常時フル稼働」しなければ★になってしまいます。睡眠時には「エラ運動は休止」しますので、デリケートな「繊毛部」は大ダメージを受けてしまいます。そして繊毛部が無くなれば「繊毛流」を発生させれなくなり、更に飼育個体が衰弱してしまいます。

 

規則性の流れがある環境は、きれいな鰓を維持する為に必要な条件と言えます。

 

 

ウーパールーパーの鰓改善に役立つアイテム

 

 

炭酸カリウム500g

炭酸カリウム500g

  • リッチパウダー
Amazon

 

www.crayfish.blog

 

 

 



 

 

ザリガニやウーパールーパーの最新情報

 


このブログに興味があった方は、お友達・情報交換・フォローを宜しくお願い致します。

X(旧Twitter)中心にザリガニやウーパールーパーの情報を配信しています。

 

https://twitter.com/catemacoensis

 

フェイスブックは今は時々…(苦笑)

https://www.facebook.com/profile.php?id=100010441157051

 

f:id:alleni:20200802092032j:plain

 

 

f:id:alleni:20200802092107j:plain

 

ヤフオクでも余品・ブリード個体の販売をしていますのでよろしくお願いします。

 

 

https://auctions.yahoo.co.jp/seller/nvoxi91755