ザリガニ・ウーパールーパーの世界

現在流通されながら絶滅が危惧されている「甲殻類・有尾類」の繁殖ブログ

ウーパールーパーの生餌選びのポイント


ウーパールーパーの餌


ウーパールーパーの餌と言えば、海外キーパーのほとんどが「ワーム」と「配合飼料」を使用しています。しかし、日本国内では「配合飼料」と「冷凍赤虫」がほとんど。かつて1980年代のウーパールーパーブームでは「生レバー」という情報も多く存在しました(笑)

 

私の経験上、ウーパールーパーにとって良い餌とは、カルシウムとビタミンを与える事ができて、高脂肪過ぎない事が重要と考えています。そしてその種類は基本的に下記のような3つのカテゴリーに分けています。

  1. 良質な配合飼料
  2. ミミズ
  3. 生餌

一番下の「生餌」についてはすべてが良い餌ではなく、種類の選別が必要かと思います。特に淡水魚などには「チアミナーゼ」が多く含まれていて「チアミン(ビタミンB1)欠乏症」が発生します。また、餌用金魚などには「脂肪酸プロファイル」が低いため避けた方が無難だと思います。量販店等で販売されている生き餌(メダカ等)も病気等を運ぶ恐れがある為「トリートメント」する手間やリスクを考慮すると避けるべきと思います(泣)

 

※脂肪酸プロファイルとは、油分の個々の脂肪酸の比率尺度の事です。




お手軽さを考えると「配合飼料」となる訳ですが、成分表やパッケージを見てもいい事しか記載されていません(笑)

 

そこで残るは「ミミズ」…

 

海外のうーぱーのキーパーは「ミミズ」が主流。ミミズはデメリットがほとんどなく、コンポストという設備だけで繁殖できます。さらにミミズはタンパク質と脂肪ので良く、比率が乾燥ベースでタンパク質が60~70%で脂肪は6~11%と言われています。そしてカルシウムやビタミン、リンも多く含まれています。

 

ミミズの最大の魅力はカルシウムとリンの比率です。国内のキーパーのほとんどが知らないと思いますが、ウーパールーパーに必要なカルシウムとリンの比率は…

 

2:1

 

そして、ミミズの比率も2:1ですので、海外での支持率が高い理由はここにあるとも言えます。また甲殻類も良いですが「殻」が高繊維・キチン質の為体内閉塞の恐れがあります。そこで当方は「むきエビ」を生餌として取り入れています。

 

日本で流通している餌ミミズのほとんどは「シマミミズ」

 

シマミミズは若干体液に苦みがあるので個体によっては「好き嫌い」が発生してしまう場合があります。またミミズは長いので慣れない個体や小さな個体は吐き戻してしまう事があります。そんな時はたくさん与えずに少しづつ慣らしていきましょう。

 

 

ja.wikipedia.org

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