ザリガニ・ウーパールーパーの世界

現在流通されながら絶滅が危惧されている「甲殻類・有尾類」の繁殖ブログ

ウーパールーパーの衰弱個体の対処法

この時期になると「ウーパールーパー」がペットショップやホームセンターなどで販売されているのを多く目にする機会が増えてきます。更にうれしい事に、個体の価格も5月~6月は「稚ウパ」が多く流通して底値の時期。でも店頭の販売個体は、他の観賞魚と同じような取り扱いをしているので「個体のコンディション」が良くないのが現状…(苦笑)

また、これからの暑い時期になるにつれて飼育個体が病気や体調不良等になる可能性も増えてきます。

そして、一般的な飼育方法では薬浴しても治らない場合がほとんどなのが現状…

 

 

今回は、実際に病気の個体を現在治療中ですので「経過報告」を随時このブログに記載していきたいと思います。

 

2024リューシースティック

治療個体の詳細

 

先日ホームセンターで衰弱して販売されていた個体は2匹…

  • 生後1年以上経過した成体2匹
  • 品種はブラック(メラノイド)
  • オスメス性別は不明
  • 体長は2匹同じ22cm程度
  • A個体(鰓は殆ど消失)変形もあり
  • B個体(色抜けが進んで動きが鈍化)
  • 摂餌行動無し

A個体(鰓消失)

B個体(色抜け)

B個体

飼育環境

 

今回、保護購入した個体2匹の育成・治療の環境は…


  • 60cmLOW水槽
  • 上部フィルター
  • 底砂あり(サンゴ砂細目)
  • 投げ込みフィルター
  • 冷却ファン1基
  • 水質アルカリ性(PH9)
  • 成長促進の為の「ナトリウム添加0.1%」添加
  • 自慢の「K」添加飼育

 

薬浴病棟2024

使用した薬

今回使用した薬はウパの細菌治療に有効な「グリーンFゴールド顆粒」を使用します。使用環境に応じた分量の商品がたくさんありますので注意が必要。60cm水槽なら2gタイプで十分だと思います。

 

この薬は「おぐされ病」や「まつかさ病」などの細菌性病に特化した薬で、細菌を死滅させるプロセスが違う、フラン系抗菌剤(ニトロフラゾン)とサルファ剤(スルファメラジンナトリウム)の2種の成分を配合。

 

※水草水槽には使用禁止。濾過バクテリアは死滅します。

 

 

箱裏の説明

説明書

投入・使用量

 

今回は60cmLOW水槽を使用するので、投薬量はキツめの1g(半分)使用します。

ウーパールーパーの投薬の注意点は…

  1. 病気によっては10分の1~2分の1でも可
  2. 長時間の薬浴は中毒になる可能性がある

 

当方は経験上「1g」の常時投薬で治療開始します。

 

 

治療の経過は随時記載していきます!

 

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