ザリガニ・ウーパールーパーの世界

現在流通されながら絶滅が危惧されている「甲殻類・有尾類」の繁殖ブログ

ホワイトアレニーとは?

ザリガニにはいろいろな品種や体色が存在します。

 

また初心者的なSNS等の情報では…

 

「体色が同じ」なら…

 

「同じ種類」と…

 

結果ありき的な「後付理由」

 

極小コミュニティー

 

で流れたりもしていますね(笑)

 

 

 

だいたいそんな発信源は…

 

残念なTwitterやブログに多いですね!

 

「閲覧数やフォロワー・いいねの数」が人生のバロメーターみたいな…

 

 

ザリガニ飼育も仮想空間で飼育しているんじゃ?…(苦笑)

 

 

 

今回は現実的「アレニー」のおはなしです。

 

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流通しているアレニーは?

現在流通しているザリガニのなかでクラーキーに続いて、「アレニー」もバリエーションが多々あり人気がありますね。

 

{アレニー原種カラー}

こちらは昔から流通しているアレニー。ブラウンや茶色の体色がワイルドで人気があります。TLも8cm以上になり、見ごたえもある良い品種です。

 

 

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片側再生爪のアレニー

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アレニー(原種カラー)

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アレニー(原種カラー)アレニー②

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アレニー原種カラー稚ザリ

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稚ザリ②

 

{アレニーブルー改良型}

 

一般的にフロリダブルーと言われる人気品種。

昔「フロリダハマー」として流通していた品種かは不明…。

 

いろいろな説も存在するが、現在フロリダブルーとして流通している個体は「アレニー」がほとんどである。

 

また、同様に一時期流通されていた「パエニンのブルータイプ」も実際現在も多数存在します。

 

プロテクトされていた「フロリダハマー」が交雑で現在に至るのかは謎であるが、当方が認識しているハマーはもっと鮮麗された個体の記憶がありますね…(笑)

 

現在流通されているフロリダブルーは、それぞれの血統の個体差が大きい。それぞれの特徴をもっと選別・累代によって進化させれば、さらなる改良ができるとおもいます(笑)

 

 

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長年累代されてきた海外血統のアレニーブルー

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ブルーの♀個体

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クリアータイプのブルー

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ミスクレみたいなドットタイプのアレニー

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大型フロリダブルー

 

現在流通されている個体や当方が多数所有している個体をみると、交雑説も考えられる部分も少なからず…(謎)

 

{アレニーホワイト改良型}

 

ホワイトタイプのアレニーとして現在流通している個体。

こちらも「ハマー」同様、昔流通されているホワイト改良型の「パエニン」や「ハマー」がどのような品種だったのかは不明。

でも長年累代されてきた「アレニー改良型」も現在流通されている。

でも現在流通されている個体に中には、フロリダブルー同様に ブルーやブラウンの交雑種が多く、特有の特徴が崩れてきている。

 

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アレニーホワイト改良型

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ホワイトアレニーホワイト②

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ホワイトクリアータイプ

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ホワイトアレニーホワイト③

 

ホワイトアレニーの産出簡単?

 

一部のSNSでは

 

アレニーを交雑させて、さらに累代F2でやっとホワイトを産出させた情報がありますが…

 

「体色が白いアレニー」をただ産出させるだけなら…

 

もっと短時間でできますよね(笑)

 

 

 

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バッククロスにて



実際に当方は「半年」で産出しちゃいました(笑)

 

 

累代や長期飼育のスキルが無いと、バッククロスはできません。

 

また…

 

選別やバッククロスを頻繁に駆使しないと個体のクオリティーも進化しません。

 

 

 

 

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アレニー3色トリオ

 

あとがき

 

今回は「アレニー」について記載しました。

 

過去に流通していた個体・品種は、アレニーだけじゃなく、現在流通に至るまで様々な経緯があります。

 

交雑や品種改良、様々なルートによって繁殖・拡散されています。

 

「単純な結果論」では進歩はありません!

 

またアレニー以外でも「シザー」や「特有の変異個体」も現在ブリーダーさんによって品種改良されています。

 

また、私益の為に、管理不十分な一部のキーパーによって交雑された「不明瞭な個体」も多く流通されているのも事実です。

 

 

今も昔も品種問題は多々ありましたが…

 

 

 「産出した本人しか真実はわかりません」

 

「空想して討論しても無意味」

 

 

でも…

 

 

 

それを飼育者がこだわりをもって

 

「累代・選別」をすれば、

 

さらなる品種改良は誰にでもできるのが

 

「ザリガニ飼育の面白さ」とも言えますね(笑)

 

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