crayfishの世界(ザリガニのブログ)

北米種・カテマコ等希少種のザリガニの繁殖・飼育・累代のブログ

フロリダブルー・カテマコ・ラマシー・ヒルスタス・シザー・メアゴースト・ピグマエウス~

バーンスポット病とは?

ザリガニなどの甲殻類を飼育していると、体の表面が部分的に黒斑点などが発生します。これを一般的に「バーンスポット」と言われる物ですね!

バーンスポットは「不治の病」として認識されています。

 

 

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ネット情報では…

「日焼け・老化」や「メラニン欠乏」

など意味が良くわからない情報も流れています(苦笑)

 

そこで今回はバーンスポットは「現象」だよってお話です。

 

バーンスポットは生体防御機能?

 

結論から言うと…

 

 

バーンスポットは病ではなく、「生体防御反応で黒く変色」する現象です。

 

簡単に言うと…

「損傷部位の黒化」=「防御メラニン合成」です。

 

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外骨格に損傷を受けたら、その部位に病原(カビ・バクテリア等)が進入してします。

そして、それを感知する分子が活性化すると「抗菌ペプチド合成」等の反応が発生します。

 

進入した異物(病原等)をさらに体内に侵入・侵食されないように包みこんで壁をつくり、防御」します。

 

また体内でも同様に病原等に侵食された場合も免疫反応が発生します。

飼育下では目視できる外骨格にクローズアップされて、「皮膚病」のような認識が多いと思います。

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このような「損傷フェノール酸化」現象は

「甲殻類や昆虫類」でも同様な生体防御反応が解明されています。

 

 

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ザリガニには免疫防御ができない?

 

ザリガニなどの甲殻類は、脊椎動物と違い免疫機構が大きく違います。

ザリガニは液状免疫である

「抗体や細胞性免疫などの防御機構」

 

は殆ど持っていません。

 

「摂餌等由来の自然免疫に多く依存」しています。

 

なので…

 

「飼育下での色素やカルシウム・マグネシウム等の摂取」は大切なんですね!

 

 

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ザリガニペスト(ザリガニカビ病)も感染が防げない理由はこの部分があるからで、ワクチン等が存在しないのも、防御機構が違う為と言うことです。

 

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生体防御反応で体力消耗?

 

 

外部から異物が進入すると、上記で説明したようにメラニン化する為にペプチド類が防御因子となります。

大量に損傷があると同じく大量にペプチド合成が必須となり、アミノ酸・たんぱく質等が消費され個体の消耗が激しくなると考えます。

 

と言うことは…

 

少しでも生体防御反応を減少させなければいけません。

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メラニン化を減らすには?

{外骨格に傷がつかないようにする }

  • 底砂やシェルターの硬質や鋭利に注意

硬い材質や尖った底砂は、外骨格に傷がついてしまいます。特に白い個体などはメラニン化が目立ってテンションが下がります(泣)

当方は表面加工された那智石を使用しています。

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那智黒石

 

 

  • 多頭飼育による過度な回避行動や、闘争による傷に注意

 

多頭飼育では単独飼育にくらべて「運動量」が多くなります。そして様々な要因でスレや傷が発生してしまいます。

 

バーンスポットは「底面部や稼動部に多くメラニン化」してしまいますので、まったり飼育が大切ですね!

 

 

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シェルターによるメラニン化

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底面部のメラニン化

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底面部のメラニン化底面②


{雑菌や病原の発生を抑える }

 

メラニン化の要因の1つである「異物の進入」を防ぐ為に、水質には注意しなければなりません。

 

「餌による腐敗菌や、止水域・底砂の雑菌等も要因」になります。

 

特にザリガニは底辺で活動しますので、清潔な底砂が大切ですね!

鰓の保護からも底砂の環境は大事です。

 

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あとがき

 

今回はバーンスポットのお話でした。

外骨格のメラニン化は目視で注意できますが、内部の生態防御反応はなかなかわかりません。摂餌から色素由来の免疫強化や病原の進入・増殖など水質の配慮、観察が必要です。

飼育下では、 メラニン化は少なからず発生してしまいますので個体にやさしい飼育が大切ですね(笑)

 

 

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片腕の長老個体

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那智砂利 3分 (15?30mm) 1kg

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