最近黒系ザリガニを追加飼育しはじめました。「シザー」や「ブラックキング」、「ゴースト」や「ナイトメア」などアメリカザリガニの品種はいろいろ販売されています。 ブリーダーさんの品種改良努力は、とても素晴らしいです。ザリガニの飼育や繁殖が盛んになると、血統の問題も必ず発生します。
体色が同じ個体でも遺伝的に違う個体・交雑遺伝の個体はたくさん存在します。
遺伝と体色について
【メンデルの法則とは】
学校でも「メンデルの法則」は勉強しますね!
でもあんまり記憶にない方も多いので、さらっとおさらい…。
ザリガニの親個体の形質は遺伝子によって
ある規則性
をもって、
子(F1)や孫(F2)に伝わる
というもの。
- 優性の法則
- 分離の法則
- 独立の法則
この3つの法則からなります。
優性の法則
劣性遺伝子が優性遺伝子の影響で発現しない法則である。簡単にいえば、表現型(優性)の形質のみが子供に現れる現象の法則です。
分離の法則
上記にしたがって産まれた稚ザリ(F1)同士を交配させることにより、第一世代(F1)では表現しなかった潜性型(劣性)の形質が次世代(F2)に現れる現象の法則です。
独立の法則
上記2種の法則の遺伝子の他に、形質に関わる遺伝子がザリガニに存在する場合、遺伝子はそれぞれ独立して稚ザリに受け継がれる法則です。
【F1個体の特性】
前回にも記載しましたが、ザリガニの交雑個体は「優性の法則」が発生します。
何代も累代されたブリーダーさんが産出した個体と、偶然された交雑種(F1)の表現を同一個体かの様に流通販売されています。
これは法則なので変えようがありませんね…(笑)
でも…
F1個体の表現が欲しい場合は更に「メンデルの法則」を考慮すれば独自の品種や本来の品種を入手できます。
それは…
本来の品種でバッククロス(戻し交配)させて累代繁殖していけば、必ず最高の個体が産出できます。入手できなくても F2・F3…と独自で累代させていけばオリジナルザリガニが産出できます(笑)
大切なことは…
累代個体を選別淘汰することです!
選別累代は「メンデルの法則」があるので大切な行為なのです。
【検証】
アレニーの各ブルー・ホワイトの純血を使用してF2を産出しました。
下記の写真の個体は見た目は同じですが遺伝構成が違います!
見た目が同じでも…
交雑種を累代させると…
あとがき
今回はわかりやすく「遺伝」と「体色」を紹介しました。
ザリガニは環境で体色は変化しますが、個体の本質は遺伝。
特に体色は単一の配合飼料だけの飼育では色素欠損で本来の体色は維持できません。
本質の体色+αですばらしい個体が維持できます。又+αというのは色素の摂取ですね…。
色素の情報も様々ありますので、次回は色素のお話でも…。
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#Florida Krebs
— ハルシャギク (@alleni_blue) 2019年6月26日
F5も大きくなりました🎶
そろそろ最終選別する時期に…⭐︎ pic.twitter.com/jOoGBSs1aL